人材派遣の登録流れ

派遣社員として働きたい人は、まずは人材派遣会社に登録を行う必要があります。

登録する際は、複数の人材派遣会社にを選ぶことが重要です。

複数社に登録しておくことで、各社のサービスの質を比較できるだけでなく、それぞれが独自のルートで採用案件を扱っていることが多いので理想の職場に出会える確率が上がるからです。

派遣会社に登録を行い就業するまでの流れは各社によって違いはあるものの一般的なフローは下記のようになります。

なお、紹介予定派遣は紹介先の企業と最終的に直接雇用契約を結ぶ前提で働くので、派遣会社とはフォローが多少異なります。

ステップ1:派遣会社に登録

まず、人材派遣会社に個人情報や希望職種、労働条件などの登録を行います。

ホームページ上から登録するパターンもあれば、電話で予約を取り派遣会社へ直接訪問して登録するパターンもあるので、登録を希望する会社のシステムに沿って手続きを行いましょう。

なお、登録やお仕事探しのサポートなどは無料で全て利用できるので安心です。

ステップ2:仕事の紹介を受ける

登録の際に入力した情報やヒアリングによって入手した情報や条件をもとに派遣会社が最適な仕事を紹介してくれます。

仮に紹介してもらった仕事内容が自分とは合わないと思ったら断ることも可能なので、理想の職場を求めてとことん追求しましょう。

もし応募したい仕事が見つかれば、エントリーを行い選考に進みます。

なお、紹介予定派遣の場合は、最終的に雇用主となる派遣先企業の書類選考および面接を受けることになります。

ステップ3:お仕事スタート

派遣先が決まれば、いよいよ就業スタートとなり、派遣会社のスタッフが職場の担当者との挨拶まで同行してくれるので心強いです。

派遣会社によって初日はスーツ着用が必須となっている場合も多いので事前に確認を取っておきましょう。

派遣先で仕事が始まった後も、派遣会社の担当者が定期的に連絡を取って仕事の悩みなど色々と相談に乗ってくれるので安心です。

なお、派遣会社の場合は派遣期間が満了すると終了になりますが、紹介予定派遣の場合、職場と自分の双方が同意を得れば、正社員・契約社員として継続して勤務できます。

人材派遣に登録するメリット

人材派遣は、正社員や契約社員と違い柔軟性のある働き方ができるため近年は登録者が増加しています。

プライベートの時間を優先したい人はもちろんのこと、育児や介護などでフルタイム勤務が難しい人でも派遣なら、勤務時間や勤務地で融通が利きやすいので働ける可能性が高まります。

また、就職したけれど必ずしも自分のスキルを活かしたり、希望する職種でキャリアを磨いたりすることができるとは限りません。

大きな組織で働くほど、自分の希望とは違う分野に配属されることが多々あります。

そんな人でも人材派遣を利用すれば、希望の条件に見合った職場を探してくれるので、自分のスキルを活かせる現場でキャリアを積むことが可能です。

また、通常であれば実務経験が必要な分野でも人材派遣なら未経験で採用される可能性も高まります。

しかも、人材派遣会社が提携する派遣先は、大手企業からベンチャー企業まで多岐に渡っているため、正社員や契約社員では入社が難しいような有名企業でもキャリアを積んでスキルアップを図ることができます。

派遣期間中は、派遣会社の担当者が親身にサポートしてくれるので、社内では話せないような悩みや相談も聞いてもらえるので安心感が違います。

人材派遣に登録するデメリット

人材派遣の場合、最も大きなデメリットは正社員のように雇用が安定していないことでしょう。

派遣期間中は勤務が保証されていますが、派遣期間後は終了かあるいは更新かは派遣先の企業の裁量に委ねられてしまいます

したがって、企業の業績悪化やコストカットが迫られたときに真っ先に影響を受けやすいのが派遣社員となります。

ただし、派遣会社に登録しておけば提携企業は沢山あるため、職場を変えて継続的な就業を実現することは可能です。

派遣社員としてキャリアを継続していくためには、企業側として働いてほしいスキルや知識を持ち合わせておく必要があるため、スキルアップは怠ることなく努めていく必要があります。

そのため、向上心が無い方は長期的な派遣社員としてのキャリア形成が困難になりがちです。

また、派遣社員は時給が高い傾向があり収入は期待できますが、賞与や退職金がないといったデメリットもあります。

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